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​​遠い聲


 

遠い聲

あふれる
あふるる

世界を満たす
光が
飽和して

溶けて流れていく
一切を飲み込んで

壊れていく
消えていく
ことは

悲しいことなのかと
繰り返し
尋ねられているようで

すべてが終わって
しまったとしても

その瞬間の美しさだけが
残響となって
確かな余韻がそこにある
 

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